腕を曲げると肘が痛い!?遠位上腕二頭筋付着部炎 ‣ はやし鍼灸整骨院

重たい荷物をもつ時に腕を曲げると肘に痛みが出ることがあります。

また、ダーツやテニス、野球などの腕を酷使するスポーツで肘に痛みを生じることがあります。

ここでは遠位上腕二頭筋付着部炎について解説します。

遠位上腕二頭筋付着部炎

上腕二頭筋はいわゆる『力こぶ』の筋肉です。

近位部（体幹に近い部分）は肩の肩甲骨へ長頭・短頭に分かれて付着します。

遠位部（体幹から遠い部分）は肘の橈骨に付着します。

遠位上腕二頭筋付着部炎は肘側（遠位）に痛みが出るものをいいます。

重い荷物を持ち上げた際に肘に痛みが生じます。

日常生活では食事をするときに箸を口に運ぶような動作で肘に痛みが生じます。

重量物を持ち上げる際に肘を曲げる動作を繰り返すことで、遠位上腕二頭筋付着部に牽引ストレスがかかり、炎症を起こすとされています。

剣道やダーツなどのスポーツでは、腕を曲げたり伸ばしたりという急激な肘の屈伸運動を繰り返すことで生じます。

野球やハンドボールなどのスポーツでは、投球動作で肘を伸ばす瞬間や、投球後に患部に牽引ストレスがかかることで生じます。

ウエイトトレーニングでは上腕二頭筋を鍛えるダンベルカールなどの種目で痛めることがあります。

繰り返しの動作で上腕二頭筋の緊張が強いケースが多いので、筋緊張を緩和するマッサージやストレッチなどを行います。

また、痛みが出ている患部に超音波を照射し治癒を促進します。

仕事の作業やスポーツで患部にかかる負担が大きいケースがほとんどですので、場合によっては仕事の作業をセーブしたり、スポーツを休止することで痛みは緩和していきます。

腕を曲げたときに肘に痛みがある場合はお気軽にご相談ください。

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