手首の痛みで有名な腱鞘炎(けんしょうえん)ですが、足にも起こることがあります。
使いすぎによって腱鞘炎を起こすイメージかもしれませんが、足の腱鞘炎は靴による圧迫や摩擦によって起こることが多いです。
足の周囲で起こる腱鞘炎をみていきましょう。
足の腱鞘炎
ここでは足に起こる腱鞘炎の中でも頻度が多いものについてご紹介していきます。
前脛骨筋腱炎
前脛骨筋腱炎の症状
前脛骨筋腱炎は、足関節の前方で内くるぶしの前あたりに痛みが出ます。
前脛骨筋腱炎の原因
サッカーやフットサルのスパイクのベロ部分が患部に当たっていることで起こることがあります。
歩いたり、ランニング程度では当たっていなくても、強く踏み込んだ際に靴の縁が当たることで起こることもあります。
また、ブカブカなサンダルや、長靴などを履いて長時間歩いたりすることでも起きることがあります。
長母趾伸筋腱炎
長母趾伸筋腱炎の症状
長母趾伸筋腱炎は、足の甲の部分で特に親指の延長線上に痛みが出ます。
長母趾伸筋腱炎の原因
おろしたての新しい靴が硬くて擦れることで起きることがあります。
革靴やブーツのつま先部分の折れ目が当たっていることで起きることがあります。
クラシックバレーのダンサーの方で、爪先立ちをすることで起きることがあります。
長趾伸筋腱炎
長趾伸筋腱炎の症状
長趾伸筋腱炎は、足の甲の部分に痛みが出ます。
長趾伸筋腱炎の原因
靴ひものしめすぎで起こることがあります。
足の甲の高さに対して靴の高さが合っていないことで、甲の部分が擦れて起こることがあります。
革靴やブーツの甲の部分の折れ目が当たっていることで起きることがあります。
短腓骨筋腱炎
短腓骨筋腱炎の症状
短腓骨筋腱炎は、足の外側の真ん中あたりの骨のでっぱり付近に痛みが出ます。
短腓骨筋腱炎の原因
幅の狭い靴をはいていると起こることがあります。
スパイクシューズなどの靴ひものしめあげすぎで起きることがあります。
サッカーやバスケットボールなどで切り返してダッシュする動作で足の外側に強い力が働くことで起きることがあります。
靴底の外側が大きくすり減った状態の靴を履いていると起きることがあります。
足の腱鞘炎の治療
足の腱鞘炎の治療は多くのケースで、普段使用している靴を見直すことで症状は大きく改善します。
また、必要であれば足底板やテーピングを検討します。
特にスポーツの時に使用するスパイクやシューズはメーカーによって同じサイズでも形や幅、柔らかさなどが大きく変わってくる場合があります。
・患者さんの足の解剖学的特徴
・スポーツや生活スタイル
・靴の適合度合
などを加味してご自身に合ったシューズ選びが足の腱鞘炎をはじめとしたトラブルの解決方法になります。
受診時には普段使用されている靴やスパイクなどをご持参いただき、お気軽にご相談ください。
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