むちうち症とは
自動車の追突や衝突による交通事故などの衝撃により首がムチのようにしなって起こるケガの総称です。医学的な傷病名としては
- 外傷性頚部症候群
- 頸椎捻挫(ねんざ)
- 頚部挫傷(ざしょう)
などになります。
むちうち症の分類
むちうち症は以下のように分類されています。
- 頸椎捻挫型(最も多い)
- 神経根型
- バレリュー型
- 脊髄型
- 脳脊髄液減少症
むちうち症の分類のうち頸椎捻挫型が全体の80%以上を占めます。頸椎捻挫型のむち打ち症はレントゲンやMRIなどの画像検査をしても異常がみられないケースがほとんどです。しかし理学検査(頚部を動かしたりするテスト)で症状が誘発されることからむち打ち症の原因は頚部や肩、背中の筋肉や靭帯といった軟部組織の損傷によるところが大きいと言えます。
むちうち症の症状
ここではむちうち症の中で最も多い『頚椎捻挫型』の症状について説明していきます。
- 首や肩の痛み
- 肩甲骨や背中の痛み
- 筋肉のはり感やこわばり
- 首が回らない(運動制限)
- 腕や手のしびれ など
頸椎捻挫型のむちうち症はレントゲンやMRIなどの画像検査をしても異常がみられないケースがほとんどです。しかし理学検査(頚部を動かしたりするテスト)で症状が誘発されることからむち打ち症の原因は頚部や肩、背中の筋肉や靭帯といった軟部組織の損傷によるところが大きいと考えられます。
むちうち症の症状経過
※症状の経過はケガをした状況や患者さんによって異なります。ここでは一般的な症状の経過を説明します。
急性期(1〜2週間程度)
頚部の痛み、ハリ感が強く、頚部の動きが制限されます。また、頭痛やめまい、手のしびれ、腕のだるさなどの症状を伴う場合もあります。病院でのレントゲン検査では異常が見られないケースが多いですが、注意深く観察すると外観上、頚部の筋肉が腫れている場合もあります。急性期の患者さんは「強く寝違えているようだ。」「ひどい肩こりがする。」「重たいものを背負っているようだ。」と訴える方が多くいらっしゃいます。頭痛や腕のしびれが出ることもあります。
回復期(数週間〜3ヶ月程度)
頚部の痛みやハリ感がだんだんに落ち着いてきます。急性期の鋭い痛みはやわらぎ、「鈍い」「重たい」痛みに変化していきます。頚部の痛みと肩こりのような症状が中心の時期ですが、頭痛や腕のだるさなどが出ることもあります。
緩慢期(3ヶ月以降)
順調に回復していけば、頚部の痛みやハリ感も日常生活上支障がないレベルまで安定してきます。しかし、レントゲンやMRIなどの検査で特別な異常がないのにも関わらず、頚部の痛みや強い肩こり、頭痛や手のしびれ感などが残っている場合はむちうち症による筋膜性疼痛症候群(MPS:Myofascial Pain Syndrome)の可能性も考えられます。
むちうち症の治療法
痛みや炎症の強い急性期はある程度の安静も必要になります。しかし骨折や脱臼がない限り、近年では頚椎カラーなどで頚部を安静を保つ治療は行われなくなりました。頚部の筋肉を長期間固定してしまうことで頭部を支えるための頚部の筋肉が使われなくなるため、返って症状が長期化することになります。急性期は無理をせず、2〜3週間程度したら痛みの状態を見極めながら少しずつ意識的に頚部を動かしていきます。症状が安定してきたらストレッチなど軽い運動をはじめ、損傷した筋肉を中心に積極的に動かしていきます。
後遺症を残さないために
『むち打ちをすると治らない。』『雨の日に痛みが出る。』など耳にしたことがある方も多いかと思います。実際、むち打ち症の症状は適切な治療を受けなければ後遺症状に苦しめられることがあります。むち打ち症の後遺症の原因として近年注目されているのが先にも述べた筋膜性疼痛症候群(MPS:Myofascial Pain Syndrome)です。損傷した筋肉に痛みや不調の原因となるトリガーポイントや筋膜の癒着などが生じ、頚部の痛みやハリ感、頭痛、手のしびれ、頑固な肩こり、めまいなどの症状が残ることがあります。こうした症状を残さないためにも早期に損傷した筋肉への適切な治療をする必要があります。
むちうち症を治療しよう!
むち打ち症の症状は体の内部(筋肉)の損傷であり、周りからは理解されづらい症状です。しかし、痛みの強い時期に無理をしたり、治療をおろそかにすると後遺症状を残すこともありますので、あまり無理をしないよう家族や職場などの理解を求めたり、協力していただくことも大切な治療の一環になります。しっかりと治療・リハビリをしてむちうち症を克服しましょう!
交通事故治療
はやし鍼灸整骨院では自賠責保険の取り扱いがありますので、一般的な交通事故の場合患者さんの窓口負担は0円で治療ができます。また、病院や整形外科との併療も可能です。むち打ち症などの頚部の筋肉を中心とした治療は整骨院の得意分野でもあります。どうかお一人で悩まずに、ご相談ください。また健康でイキイキとした身体を一緒に取り戻しましょう!
交通事故サポート
交通事故に遭われてしまった患者さんは痛みなどの症状が一番つらい時期に相手方の保険会社との対応や事故後の手続きなどに追われ、大変な思いをされていらっしゃると思います。はやし鍼灸整骨院では治療的なサポートがメインになりますが、保険会社との対応や、法律、慰謝料に関することなど患者さんの不安や疑問にお答えできるよう幅広くサポートさせていただいております。どうかお一人で悩まずに、お気軽にご相談ください。
交通事故によるケガをしっかりと治して健康と笑顔を一日も早く取り戻しましょう!
ご来院時の流れ
駐車場は4台完備しております。県道50号諏訪辰野線『文出』の信号を目印にご来院ください。お車でお越しの方は住宅街の細道になりますので安全運転でお越しください。かりんちゃんバスをご利用の方は『文出』でお降りいただき、文出の交差点を南に200mほど先にございます。
所在地:長野県諏訪市豊田1058-8
受付
問診票をご記入いただきます。ご記入いただけましたら受付に提出していただき、待合室にてお待ちください。待合室にはウォーターサーバーをご用意してございますので、施術の前後でご利用ください。
カウンセリング
問診票をもとに交通事故によるケガや痛み、お体の不調について詳しくお伺いしてまいります。お困りの症状について遠慮なくどうぞお気軽にお話しください。
検査・説明
カウンセリングでお伺いした内容をもとにお体の状態をチェックしていきます。整形外科的な徒手検査や関節の動き、超音波画像診断装置などを用いて痛みや不調の原因を詳しくチェックし、お体の状態を説明させていただきます。疑問点や不安なことがあればなんでもお気軽にお尋ねください。
施術
患者さんのお体の状態にあわせた最良の施術をご提案させていただきます。施術中も痛みの状態や違和感など患者さんにお伺いしながら施術を進めさせていただきます。
解説
施術後にお体の状態や今後の治療計画(通院頻度や回数)についてお話しさせていただきます。その際、日常生活やお仕事で気をつけていただきたい点や、セルフケア(予防体操など)の指導をさせていただきます。できるだけ簡単で続けやすいものをアドバイスさせていただきますのでご安心ください。
お会計
一般的な交通事故の治療に関しては自賠責保険の適応となりますので、患者さんの窓口負担金は0円です。
お大事にどうぞ
お気をつけてご帰宅ください。
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